スーパー耐久は、その前身をN1耐久ラウンドシリーズと称していたことからもわかるように、JAF(日本自動車連盟)の定める国内競技車輛規則の「N1(量産ツーリングカー)」をベースとしている。
もっとも現在では空力部品(エアロパーツ)の装着が許されていたり、特認を受けたブレーキやクラッチなどの使用も可能であり、純粋なN1マシンに比べれば改造が許されている範囲は拡げられている。
それでもSUPER GTなどとは異なり、あくまでも市販車がベースであることに変わりはない。
OKABE JIDOSHA motorsportが走らせているフェアレディZ、そしてRX-7は、ともに日本を代表するスポーツカーとして知られる存在だが、そのシルエットや基本的なスペックは市販車と共通する部分がとても多い。
なお、スーパー耐久では原則的に4座席以上をベース車が有していなければならない。つまり2シーター車の参加は原則によると叶わないが、特認を受けることで出場を認められている。
ちなみにZ33型のフェアレディZはもちろんだが、RX-7も2シーター車輛扱いで特認を受けている。これはII型で追加された2シーターのグレードをベースとして認可されているためで、これにより燃料タンク搭載位置を車輛重心の中央に近づけられるなどのメリットがある。
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